戦闘機の性能解説② 零戦二一型 零戦三二型 零戦五二型
今回解説する機体は以下の通りです。
零戦二一型
零戦三二型
零戦五二型
零戦二一型
最高速度 533km/h
武装 7.7mm機銃2門
20mm機銃2門
日本の戦闘機の中で最も知名度が高いと言っても過言ではない機体・零戦です。
三菱の技術陣による血の滲む努力のもの完成し、圧倒的な空戦性能によって連合軍機を打ちのめしました。
二一型は真珠湾攻撃からインド洋・珊瑚海・ミッドウェー・ラバウルと、空母機動部隊や基地航空隊で目覚ましい活躍を見せました。
アプリゲームでは部品を入手しやすく高い火力を持っていますが、能力上昇キャラが非常に少ない(イサカ/ローラ/アンナ/タミルの4人)ため出番は少ないです。しかも☆2イサカ以外の全員が回避型か補助型のため利点の大火力を発揮できません。
序盤に高性能機に乗せられないキャラ(とくに攻撃型)に繋ぎとして乗せるのが主な用途になるでしょう。
耐久力の低さが大きな弱点なので、熟練度が上げられるようになったらアンナなど零戦二一型が能力上昇のキャラは紫電や赤とんぼの熟練度を上げて乗せ換えるのがおすすめです。
旋回105ですが、これは隼より低く飛燕と同じです。普通に110あってよかったのでは…
零戦三二型
海軍 三菱 零式艦上戦闘機三二型 A6M3
最高速度 545km/h
武装 7.7mm機銃2門
20mm機銃2門
角型の主翼が特徴の零戦です。発動機を二一型の栄一二型から栄二一型に換装され最高速度が上がりましたが、新型の発動機にしたことで航続距離が二一型より低下しています。
この航続距離の低下が痛手で、当時始まったガダルカナル島の戦いで海軍航空隊は往復2000km以上かけてガダルカナルへ攻撃をしなければならず、これは増槽を装備した二一型でもギリギリの距離で三二型で行うことは不可能で、新型の三二型を最前線に投入できない事態になってしまいます。
そのため航続距離を伸ばした零戦二二型が開発されます。コトブキでは未登場で存在にすら触れられてませんが、いつか実装されることを願っています…
さてゲームでの性能ですが、零戦二一型より耐久と速度が上がったものの旋回と加速が低下しており微妙な性能です。
なぜ旋回を落としたのか…飛燕や疾風より曲がらなくなってます。
事実上ナオミ専用機でしたが、熟練度によってどのキャラでも5%補正を受けられるようになりました。が、あえてこの機体にする必要性は薄いです。
零戦五二型
三菱 零式艦上戦闘機五二型 A6M5
最高速度 560km/h
武装 7.7mm機銃2門
20mm機銃2門(五二甲)
大戦後期仕様の零戦です。
推力式単排気管を装備し、三二型同様に翼端を50㎝切り詰めてますが円形に整形されています。また防弾装備や自動消火装置を付け防御力も向上しました。しかし全備重量が増加し空戦性能が低下。また発動機は依然として1000馬力級で、2000馬力級エンジンを搭載した連合軍機には苦戦を強いられました。
武装は上記の甲型、機首右側の7.7mm機銃を13mm機銃に換装した乙型、乙型の機首左側の7.7mm機銃を廃し両翼に13mm機銃を1門ずつ追加した丙型があります。
コトブキの公式サイトでは7.7mm機銃2門との表記なので五二甲と推測しましたが、ゲーム内では火力が他の零戦より高いので乙型の可能性があります。機首機銃が2門あるので丙型ではないでしょう。
ゲーム内では高火力機体です。火力は紫電・飛燕・疾風より高く雷電と同じで、雷電と違って旋回がまともな値になっています。また他の零戦と違い射程が平均以上あります。その代わり耐久が低いため、攻撃特化の機体ですね。
熟練度に対応しているため、能力上昇が隼一型の攻撃型キャラは零戦五二型に乗せ換えると火力を強化できるのでいいでしょう。とくに「反撃の班長 ナツオ」のようにオートスキルが火力上昇だと五二型の高火力が発揮できます。
